複合企業の独ティッセンクルップは鉄鋼部門のコストを新たに年1億ユーロ以上、削減する方針だ。地方紙『ライニッシェ・ポスト』が報じ、同社が追認した。
鉄鋼部門では9月に終了したコスト削減プログラムで年6億5,000万ユーロの経費を削減した。新たなコスト圧縮に取り組むのは業界が抱える過剰生産能力と需要低迷を背景に値下げ圧力依然として強いためだ。
需要減を受けて従業員との間では操業時間を短縮することで合意。2018年まで労働時間を週31時間に引き下げる。これにより経営上の理由による整理解雇を回避する。