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2015/10/28

企業情報

MAN―7-9月期増益に―

この記事の要約

フォルクスワーゲン(VW)の商用車・機械子会社MAN(ミュンヘン)が27日発表した2015年7-9月期(第3四半期)の営業利益は前年同期比4%増の8,600万ユーロに拡大した。欧州トラック市場の回復が増益要因となり、ブラ […]

フォルクスワーゲン(VW)の商用車・機械子会社MAN(ミュンヘン)が27日発表した2015年7-9月期(第3四半期)の営業利益は前年同期比4%増の8,600万ユーロに拡大した。欧州トラック市場の回復が増益要因となり、ブラジル市場低迷の影響がかろうじて相殺された格好。MANのヨアヒム・ドレース社長は、欧州排ガス基準「ユーロ6」の導入で昨年は買い控えの動きが広がったが、現在は欧州需要が大きく回復しているとの見方を示した。

売上高は32億6,200万ユーロで、6%減少。売上高営業利益率は前年同期の2.3%から2.6%に上昇した。純利益は32%増の5,400万ユーロと大幅に伸びた。

15年12月期は売上高で前期(142億8,600万ユーロ)をやや下回る水準、売上高営業利益率で前期(2.7%)の半分以下の水準を見込む。ブラジル市場の悪化とリストラで利益が圧迫されるためだ。リストラ費用は4-6月期(第2四半期)に1億7,000万ユーロを計上した。