独工作機械工業会(VDW)は2日、2015年の業界売上が前年比2%増の約148億ユーロになるとの見通しを発表した。年初時点では3%増を見込んでいたが、上半期の売上成長率が前年同期比横ばいとなったため、すでに7月の時点で当初予測の実現が難しくなってきたとの見方を示していた。1-9月期は前年同期比2%増だった。
7-9月期(第3四半期)の新規受注高は前年同期比で1%減少した。国内受注は9%増加したものの、国外が7%減となり足を強く引っ張った格好だ。
国外はアメリカ大陸が最も振るわなかった。アジアはやや増加。日本、韓国からの受注が伸びて、大幅減となった中国の不振が相殺された。西欧は好調で、全体のけん引車になったという。
1-9月期の新規受注高は前年同期比横ばいだった。国外が1%増加、国内は3%落ち込んだ。