スイスの機械大手エリコン(フェッフィコン)は20日、真空ポンプ事業を手がける独子会社エリコンライボルトバキュームをスウェーデンの産業機械大手アトラスコプコに売却することで合意したと発表した。事業整理の一環で、売却益を中核事業の強化に投資する。売却手続きは独禁当局の審査を経て来年半ばに終了する見通し。
エリコンライボルトバキュームを5億2,500万スイスフランと評価して取引を行う。エリコンは2010年以降、事業の選別を進めており、事業売却は今回で13件目となる。
エリコンライボルトバキュームは従業員数が1,646人(6月末現在)で、昨年は3億9,000万フランを売り上げた。日本でも現地法人を通して事業を展開している。