化学大手の独BASFは7日、中国とドイツに香料工場を新設すると発表した。世界需要の拡大を受けた措置で、広東省湛江の統合生産施設にシトラール工場、本社所在地ルートヴィヒスハーフェンの統合生産施設にメンソールとリナロールの工場を設置する。ともに2026年の操業開始を見込んでいる。湛江の新工場が完成すると同社のシトラール生産能力は11万8,000トンに拡大する。
BASFは湛江の統合生産施設の電力を25年までにすべて再生可能エネルギー由来のものに切り替える。また、最新の自動化・プロセス技術を導入し、エネルー消費量と温室効果ガスの排出量を削減。カーボンフットプリントの少ない製品を顧客に供給する。