欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/6/30

西欧

仏政府がGDFスエズ株3.1%売却へ、アルストム株取得資金調達で

この記事の要約

フランス政府は24日、保有する仏エネルギー大手GDFスエズの株式36.71%のうち3.1%を売却すると発表した。重電大手アルストムの株式20%を取得するための資金調達が目的。同日の終値に基づくと、政府は15億6,000万 […]

フランス政府は24日、保有する仏エネルギー大手GDFスエズの株式36.71%のうち3.1%を売却すると発表した。重電大手アルストムの株式20%を取得するための資金調達が目的。同日の終値に基づくと、政府は15億6,000万ユーロを調達できる見通しだ。

仏政府は米ゼネラル・エレクトリック(GE)がアルストムのエネルギー部門を買収する計画について、仏コングロマリット(複合企業)のブイグが保有するアルストム株式29%のうち20%を政府が取得し、筆頭株主となることを条件に認めることを決定。アルストムは22日に同条件の受け入れを表明していた。

政府はGDFスエズの発行済み株式の3.1%に相当する7,500万株を特定の投資家に売却する。応募が殺到した場合は最大3.6%まで売却する選択権を持つ。