アルミ大手の米アルコアは26日、英航空部品メーカーのファース・リクソンを買収することで合意したと発表した。買収額は28億5,000万ドル。事業多角化を目指すアルコアは、この買収によって収益力の高い航空宇宙関連事業を強化する。
ファース・リクソンはジェットエンジンの部品を中核事業とする企業。2013年の売上高は10億ドルに上る。アルコアは米投資会社オーク・ヒル・キャピタル・パートナーズから同社を買収する。
買収は現金支払いと株式交換を組み合わせた形で実施される。現金部分は23億5,000万ドル。年内の買収手続き完了を見込む。アルコアはファース・リクソンの今後の業績に応じて、最大1億5,000万ドルを追加で支払う。