ポーランド国立銀行（NBP）はこのほど、2010年の対ポーランド国外投資（FDI）は98億ユーロに上ったとの推測を明らかにした。また、今年は30億ユーロ増の127億ユーロに拡大すると見込んでいる。
\2010年の外国企業による大型投資では、スウェーデンの家具量販店、イケアによる工場設置が注目を集めた。開発が遅れ、高失業率に悩まされる同国東部で雇用を創出したためだ。ポドラシェ県のオルラ工場に3億4,000万ユーロを投じ、当初250人体制で生産を開始した。将来的には2,000人に増員される計画だ。ポーランドでは、他の企業がイケアの例に続いて東部に投資することが期待されている。
\重要な投資としては、米ヒューレット・パッカード（HP）によるEビジネス事業拠点の開設も言及に値する。HPは解析、財務、マーケティングの各サービスを含め、HPはポーランドにおける存在感を高める方針で、2010年末時点の同国雇用数は2,000人前後に上っているもようだ。
\6,000万ユーロを超える投資としては他に、イタリアのブレーキメーカー、ブレンボがシロンスク県ドンブローヴァ・グルニチャに工場を新設するプロジェクトがある。
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