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2025/5/5

東欧経済ニュース速報

仏アルストム、ブルガリアから旅客列車を初受注

仏アルストムは4月25日、ブルガリア政府から長距離旅客列車35本と保守業務を現 地企業RVPインベストと共同で受注したと発表した。契約総額は7億2,000万ユーロ で、このうち6億ユーロがアルストムの受注分となる。アルストムが同国で旅客列 車を受注するのは今回が初めて。 アルストムは6両編成の低床型電車「コラディア・ストリーム」を35本納入するほ か、RVPインベストと協力し、期間15年の保守サービスを提供する。コラディア・ ストリームはレベル2の欧州鉄道輸送管理システム（ERTMS）を備え、欧州規格 （EN）と相互直通運転のための技術仕様（TSI）に対応している。最高時速は160キ ロで、1本の座席数は320席を超える。高精度センサーで乗客数を数えることもでき る。音声・モニターを用いた乗客情報サービスを提供するほか、各車両に大きい荷 物が置けるスペースを設けている。片道4〜5時間の路線に投入される。 アルストムはこれまでに、イタリア、オランダ、デンマーク、ルーマニアからコラ ディア・ストリームを合計700本受注した。同モデルは非電化区間向けにバッテ リーまたは燃料電池を搭載することもできる。