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2025/5/28

東欧経済ニュース速報

宇宙光衛星通信のアストロライト、280万ユーロを調達

宇宙光衛星通信技術の開発を手がけるリトアニアのアストロライト(Astrolight) が、シードラウンドで280万ユーロを調達した。この資金で自社の持つエンドツー エンド通信プラットフォームの開発を継続し、安全な衛星間・衛星地上通信を実現 する計画だ。 アストロライトは2019年の創業。衛星と地上の間だけでなく、衛星間の通信も可能 なデュアルユース(軍民両用)システムを、社内開発のハードウエアだけで構築す ることを目指している。将来的には、自社および他社の光通信端末(OCT)を自前 の地上インフラと接続する光通信サービスを提供する方針だ。 共同創業者であるラウリナス・マチュウイス最高経営責任者(CEO)は「人工衛星 と衛星コンステレーションが急速に増えているものの、そのデータを地上へ安全に 常時送れる通信技術が確立していない」とし、自社の製品がこのギャップを埋める ものになると話した。 アストロライトは今年、デンマーク子会社を設置した。北欧での提携を強化し、北 極圏の宇宙資産向けに安全な通信ソリューションを提供する目的だ。 リードインベスターを務めたポーランド系ベンチャーキャピタル、バルノルドのヤ レク・ピラルチク・パートナーによると、アストロライトの光通信技術は非常に革 新的で、宇宙におけるデータ通信のボトルネック解消に役立つ。高速かつ妨害に強 く、衛星市場にとって必要不可欠というだけでなく、次世代の宇宙インフラを築く 最先端のイノベーションだという。 今回の調達ラウンドではバルノルドのほか、デンマーク輸出投資基金(EIFO)、リ トアニアのコインベスト・キャピタルおよび既存投資家であるリトアニアの3NGLS とリタ・サクス氏が投資した。 アストロライトはこれまでに、北大西洋条約機構(NATO)の「北大西洋防衛イノ ベーション・アクセレレータ—(DIANA)」プログラムに選ばれている。英セラ フィム・スペース、欧州連合(EU)の「カッシーニ」といったアクセレレータープ ログラムにも参加済みで、仏ケイラブスとはすでに商業契約を締結した。リトアニ ア海軍都のプロジェクト、欧州宇宙機関(ESA)プログラムなども進行中だ。 アストロライト社ホームページ https://astrolightspace.com/