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2013/3/27

経済産業情報

不動産、裕福層の上位2割が4分の3所有

この記事の要約

ドイツ経済研究所(IW)が20日発表した不動産所有に関するレポートによると、ドイツの個人が所有する不動産資産(土地・建物)の2011年の時価総額は6兆ユーロに達した。所得水準による所有率(08年)では裕福層の上位20%が […]

ドイツ経済研究所(IW)が20日発表した不動産所有に関するレポートによると、ドイツの個人が所有する不動産資産(土地・建物)の2011年の時価総額は6兆ユーロに達した。所得水準による所有率(08年)では裕福層の上位20%が全体の75%、上位40%が同98%を所有。資産格差を表す指標であるジニ係数(0が完全平等、1が完全不平等)も0.73~0.79と高く、富の配分が偏っている実態が浮き彫りになった。

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地域によっても格差がある。土地や建物を持つ世帯は旧西ドイツ地域で50%に上るのに対し、旧東ドイツ地域では38%にとどまる。

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