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2025/2/5

ドイツ経済ニュース速報

富士フイルムがベルギー工場に投資、半導体材料の生産能力拡大へ

富士フイルムは5日、ベルギーにある生産拠点への投資計画を発表した。半導体の 表面を均一に平坦化する研磨剤であるCMPスラリーの生産設備を新たに導入すると ともに、フォトリソ周辺材料の既存設備を増強する。 アントワープ州ズウェインドレヒトの工場に約40億円を投資する。2026年春の新設 備稼働開始を見込む。 富士フイルムは現在、CMPスラリーの生産拠点を米アリゾナ州、台湾の新竹市と台 南市、韓国の天安市、熊本県菊陽町に持つ。新たにベルギーを加え世界6拠点の生 産体制を構築することで、急増する需要に対応するとともに、供給の安定性を一段 と高める。 欧州では車載・産業用半導体の需要増が見込まれている。同社はこれを踏まえ、 フォトリソ工程で使用する現像液の生産設備を増強する。また、品質に対する顧客 の高い要求に応えていく。