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2025/4/29

ドイツ経済ニュース速報

消費者信頼感が大幅改善、政権協定成立で先行き不透明感弱まる

市場調査大手GfKとニュルンベルク市場決定研究所（NIM）が29日に共同発表したドイ ツ消費者信頼感指数の5月向け予測値はマイナス20.6ポイントとなり、4月の確定値 （−24.3ポイント）から3.7ポイント上昇した。同指数の改善は2カ月連続。政権協定 が成立し政策の先行き不透明感が弱まったことが大きい。 貯蓄性向を示す4月の指数（5月向け予測値の算出基準の1つ）は前月を5.4ポイント下 回る8.4ポイントとなり、消費者信頼感を押し上げた。 所得の見通しに関する4月の指数（同）は前月を7.4ポイント上回る4.3ポイントとな り、昨年10月以来の水準まで回復した。同指数の改善は2カ月連続。公共サービス部 門でベア合意が成立したことが大きい。 これを反映して高額商品の購入意欲に関する4月の指数（同）も3.3ポイント増のマイ ナス4.9ポイントに上昇した。数値は長年の平均であるゼロを依然として下回ってい るものの、2023年1月のマイナス18.7ポイントを底に緩やかな改善傾向が続いてい る。 景気の見通しに関する4月の指数は0.3ポイント増の7.2ポイントとなり、3カ月連続で 改善した。