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2025/6/11

ドイツ経済ニュース速報

非典型雇用が減少

有期契約や派遣社員など非典型雇用がドイツの被用者に占める割合が2024年は 17.2%となり、10年の同22.6%から低下したことが、連邦統計局の発表で分かっ た。少子高齢化の進展を背景とする構造的な人材不足を受けて企業が正社員化の動 きを強めていることが反映されている。典型雇用(社会保険への加入義務がある週 勤21時間以上の無期雇用、派遣社員は含まない)は65.8%から74.8%に拡大した。 非典型雇用は男性で10.2%にとどまるのに対し、女性では25.0%に上った。子育て の関係で女性は週20時間以内のパートタイムで働くケースが多い。典型雇用では女 性が69.1%、男性が79.8%だった。