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2025/4/1

ドイツ経済ニュース速報

シーメンスがカナダにR&D拠点、電池製造AIのグローバル センターに

電機大手の独シーメンスは3月31日、カナダ南東部のオンタリオ州に電池製造用人工 知能（AI）技術研究・開発センターを設置すると発表した。電池生産のイノベーショ ンと効率性向上を促進する狙い。「電池製造で世界市場のリーダーになるというカナ ダ政府の戦略に貢献する」としている。 カナダ事業の統括会社があるオークビルと州都トロント、キッチナー・ウォーター ルーの計3カ所に拠点を開設する。当面は電池と電動車の分野に活動を絞り込む。同 社が持つAI、エッジコンピューティング、マシンビジョン（MV）、デジタルツイン、 サイバーセキュリティのノウハウを活用し、均一で高い品質の電池製造、高い生産 性、仕損じ品の削減、リサイクル・循環システムの改善実現を目指す。大学、電池 メーカーとの協業を進める。90人強を雇用する。 投資額は5年間で計1億5,000万カナダドル（約9,700万ユーロ）を予定している。人件 費、設備、ソフトウエアのほか、エコシステムの支援にも投じる意向だ。