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2025/4/9

ドイツ経済ニュース速報

機械業界の景況感改善も先行きにトランプ関税の暗雲

独機械業界の景況感が改善していることが、業界団体VDMAが9日に発表した最新の 会員企業アンケート調査(3月18〜28日に実施)で分かった。現状判断や先行き見 通しなど主要な指標が軒並み上向いており、業界の景気は底を打ったもようだ。た だ、アンケートは米トランプ政権が「相互関税」を打ち出した3日の時点ですでに 完了しており、同関税の影響が反映されていない。VDMAのチーフエコノミストは、 景況感の改善は「残念ながら瞬間撮影に過ぎない」と述べ、今後は再び悪化する公 算が高いとの認識を示唆した。 事業の現状を「良い」とする回答は27%となり、前回調査(1月)を5ポイント上 回った。「悪い」は30%と「良い」を上回ったものの、前回からは5ポイント低 下。直近のピークである前々回(昨年9月)に比べると7ポイント下がった。 今後6カ月の見通しに関しても「改善する」が前回の22%から30%に拡大した。 「悪化する」は横ばいの15%にとどまった。 「低迷する受注状況が今後6カ月の事業リスクになる」との回答は26%となり、前 回を8ポイント下回った。受注不足は解消されていないものの、状況は改善の方向 にある。 今年の投資額については「拡大」が46%に上ったのに対し、縮小は16%にとどまっ た。金利低下のほか、インフレ整備に向けてドイツが5,000億ユーロの特別基金設 立を決めたことが追い風となっている。来年の投資については60%が「拡大」と回 答した。 今後6カ月間の製品販売チャンスがドイツ市場で「改善する」との回答は29%とな り、前回(13%)の2倍以上に拡大した。ドイツを除く欧州連合(EU)も11ポイン ト増の32%大きく増えている。一方、北米については8ポイント減の29%と減少幅 が大きかった。アンケートの時点で米国の相互関税は発表されていなかったもの の、鉄鋼・アルミニウム(2月10日発表)と自動車(同3月26日)についてはすでに 追加関税の適用が表明されており、その影響が出たもようだ。