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2025/10/20

ドイツ経済ニュース速報

生産者物価が22年4月以来の低水準に、9月は−1 .7%

ドイツ連邦統計局が20日に発表した9月の生産者物価指数(2021年=100)は前年同月 を1.7%下回る125.3となり、22年4月以来の低水準を記録した。同指数の下落は7カ月 連続。エネルギーが7.3%下がり、これまでに引き続き全体を強く押し下げた。エネ ルギーを除いたベースでは0.9%上昇した。 エネルギーの内訳をみると、天然ガスが10.7%、電力が10.2%低下。石油製品は 2.5%下がったものの、灯油は5.6%、自動車燃料は2.7%上昇した。 中間財はマイナス0.9%となり、5カ月連続で下落した。下げ幅は飼料で4.3%、穀物 粉で2.2%、化学原料で2.2%、紙・紙製品で1.0%、金属で0.5%を記録。銑鉄・鉄 鋼・鉄合金は6.0%、鉄筋は2.5%に上った。貴金属は上げ幅が大きく、金は31.4%、 プラチナは24.2%、銀は22.5%に達した。銅は同1.1%だった。ガラス・ガラス製品 はプラス2.8%となったものの、板ガラスが4.9%上昇したのに対し、中空ガラスは4. 4%下落した。 投資財は1.9%上昇した。上げ幅は構成比重の大きい機械で1.8%、自動車・自動車部 品で1.1%だった。 非耐久消費財は上げ幅が3.2%に上った。食料品は3.8%で、牛肉は34.8%、コーヒー は27.6%に達した。砂糖は36.2%、バターは5.6%、豚肉は2.3%低下した。 耐久消費財は1.8%上昇した。 生産者物価指数は前月比では0.1%減となり、3カ月連続で下落した。エネルギーが0. 3%、中間財が0.1%低下。非耐久消費財は横ばいで、耐久消費財と投資財はそれぞれ 0.1%上昇した。